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やおつを伝える


山里に住む人たちが感じる場所の魅力と、休日に訪れた人が感じるそれには、どうしてもズレがあります。
山里を町の人たちに積極的に知ってほしいと考える側の人間は、
時間をかけ、腰を据えて大自然に向き合う生活を送る人たちと同じものを、突然やってきた人たちが
1~2日で感じるというのは到底無理だということを理解しなければいけません。
都会に住む人が突然、土や木とふれあえる大自然の中にやってくれば簡単に非日常感を味わうことができます。
そして、楽しく気分の良い休日を過ごすことはできる場所ではありますが、その人達の生活に必須なものとしての認識はされません。
町に戻り、忙しい日常に戻れば休日の記憶はどんどん薄れていきます。
しかし、人が大自然の環境から得られる本当の良い効果というのは漢方薬のように、
コツコツと毎日取り入れることでジワジワと効いてくるものです。
同じ人間なんだもの、来てもらいさえすればその魅力は伝わるはず。
そういう部分も確かにありますが、やはり全ては伝わっていないということを頭の片隅に置きながら
効果的に伝えるテクニックを意識しながら発信を続けていく必要があると考えています。
※福地いろどりむら通信 4月号掲載文章