養蜂家から見た自然環境

ミツバチの花から花へ飛んで蜂蜜を吸うことで草花の受粉を促し、植物の生育には欠かせない役割を果たし、近隣の自然環境に大きな影響を及ぼしています。花粉を運んで農作物を実らせるミツバチがいなくなったら人類の生存までも脅かされることになるといわれています。そしていま地球温暖化や環境破壊が叫ばれる中、人間の経済活動は自然環境の中に成り立っているということをもっとも考えていかなければならない時であり、その上でもミツバチはなくてはならない存在なのです。

近年、世界各地でミツバチが原因不明の大量死や突然いなくなる「ミツバチ崩壊症候群」などという不可解な現象が報告されています。日本もミツバチの減少は例外でなく、農家から「最近ミツバチを見かけなくなって農作物の成りが悪い」という声をよく耳にします。私たち養蜂家がミツバチを通しミツバチが安心して住むことのできる環境の大切さや、ミツバチは蜂蜜やローヤルゼリーなどの栄養分や金銭収入だけでなく「作物の受粉による食糧の供給」と「豊かな自然環境の生育」という大切な恵みを、私たちにもたらせていることを子どもたちをはじめ多くの人に伝えていきたいと思っています。

[2020/01/01 投稿]