八百津町の歴史~船の形状と諸道具と服装~

明治6年4月、50石未満の川舟で諸荷物運送あるいは漁撈等に使用する船に対して鑑札を給付するにあたっては、寸尺綿密に取調べて、5月10日までに与えることになっていた。その取調書がいまは残ってないため、古老の船頭から聞き取りしたものによる。

 ◇船を作る材は「くさまき」を用い、両脇に五寸幅位の桧を用いる。船板の厚仕上げ1寸から8分

 ◇船全長33尺(5間半)幅(最大幅)4尺、船底幅3尺2寸、深さ大体腰まで約3尺

 ◇船大工は古来から黒瀬に居り、明治21年頃、保岡野職人の日当は22銭が最高であったのに、船大工は25銭収入

転載:柘植成實 著
黒瀬街道

2019/09/09 投稿
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