- 竹竿(3本内1本予備)長さ10尺と11尺。先に「とっこ」をつける
- 櫂(かい)2丁、大は13尺、小は10尺
- かい縄(ろ)いち名、いのちづなとも言う
- 櫓(ろ)1丁笠松から用うる
- 帆には、
- 帆柱15尺の丸太
- 帆の上下につける竿
- 帆幅8尺、長さ木綿でさしこ
- 帆綱、麻縄で細く5丁尋、重量150匁
上りに使う。特に瀬の流れの早い処で水の中に入ったり、或いは向こう岸に泳いだり、また川原を「あしなか」と言う草履をはいてへさきに乗る若い者が腰をかがめて力一杯曳く
- かりと蓋付箱で、この中に布団・蚊帳・衣類を入れる
- いどこ・甕を埋めて作ったくどで、炊事道具
- いとり、舟の中へ雨や水が入った場合かき出す道具
- 船敷・船の底に敷くもので、作った竹の簀がある
- こも雨の降る場合、帆柱を棟にして〇で屋根をふく
- その外いかり、船の掃除の場合の箒などがある
転載:柘植成實 著
黒瀬街道