
八百津町の歩き方歴史をたどりながら、自分のペースで歩いてみよう


舟運で栄えた八百津 [やおつちょうたんけん]
むかしむかし、八百津(やおつ)というまちは、木(き)をきって川に流す「ふないくつかだ(筏)」をつくる大事なばしょでした。木曽川(きそがわ)という大きな川をつかって、たくさんの人や物(もの)が行ったり来たりしていました。
八百津では、木だけでなく、いろいろな物もこうかんされたり、うられたりして、まちがにぎわっていました。西のくにと東のくにの人たちがこのまちで出会い、いっしょにおさけをのんだりして、なかよくなっていきました。八百津は、人と人とが出会う大切なまちだったのです。
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舟運で栄えた八百津 [八百津を学ぶまち歩き]
舟運で栄えた八百津は、木曽川上流で伐採した木材を筏に組む要所であったのと同時に、様々な商品も交易されていた地でもあり、東西文化の交流が盛んに行われ、酒を酌み交わすことで交流を深めていきました。
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舟運で栄えた八百津 [のんびりまち歩き]
錦織綱場で集めた材木を川下の犬山方面へ流すために藤つるで筏に組んだ技術からも、山の資源を活用する人の活動と森林環境が上手くバランスをとっていた様子がうかがえます。
八百津町は、水、川、風のチカラを上手に活用し、自然のリズムに合わせた暮らしの中で繁栄した町です。
現代では経済活動や生活の変化に伴い価値観も生活様式もかわりつつありますが、自然と調和した暮らしは、持続可能な未来を築くために重要なアプローチです。昔の生活に倣う、自然環境の中にある資源とのサスティナブルなつきあい方について考えてみましょう。