
旧八百津発電所施設
平成10年(1998年)3月20日、国の文化財保護審議会が開かれ、旧八百津発電所の建物などを重要文化財に指定するよう、文部大臣にすすめる答申(たんしん)が出されました。 その答申を受けて、国は同じ年の5月1日に官報(かんぽう)で正式に発表し、旧八百津発電所の施設が重要文化財として指定されました。 この発電所は、明治44年(1911年)に作られたもので、木曽川水系ではじめての本格的な水力発電所でした。 その後、明治・大正・昭和という3つの時代にわたって、長い間活やくしてきました。 しかし、昭和31年(1956年)に丸山ダムと新しい発電所(新丸山発電所)ができたことをきっかけに、 この発電所は昭和49年(1974年)に運転をやめ、約63年間におよぶ発電の歴史に幕をおろしました。
旧八百津発電所資料館
その後、発電・電力・川に関する資料展示が中心になり水力発電のルーツを知る場・電化による生活様式の移り変わりを知る場・川の歴史を知る場などとしての資料館の活用されていましたが、現在は耐震強度の問題のため、内部公開を休止しています。