【「八百津だんじり祭」を知る2025~山の資源と地域のまつり~】
昨年からひきつづき2回目の開催となりました。
体験の最初は、八百津祭りの山絡げの作業を行っている「黒瀬組」の山車庫にお邪魔させていただきました。
山車を組み上げるために使用する、「藤蔓」がつみあげられた場面を見るだけでも、見る価値アリと、主催者は思っております!!!!!
この日の為に、冬の間に町の人達が山に入り、「山絡げ」に使いやすそうな状態の藤蔓を集めています。
「山絡げ」の4週間前には、硬化した藤の蔓を柔らかくするために、しばらく水に浸け、水分を補給します。
「山絡げ」の1週間前には、藤の蔓を水から上げ、まだ硬い場合は、上下左右に曲げて揉みほぐすようにしてしなやかさを出していきます。
そんな手間暇かけた準備を経て迎えた「山絡げ」当日は、だんじりの接合部分を藤蔓で締め、組み立てます。
その後、試し曳きを行い、締め具合を調整する作業を行っていきます。
ここまでの作業が、祭り当日の2週間前に行われているのです!
町の人達が祭りにかけている労力の多さに驚いてしまいます。
今回、体験参加者は、この「山絡げ」の見学(藤蔓を結んで繋げる作業にも参加。)
「試曳」にも参加させていただきました。
大きな山車を動かすには人手が必要ですが、八百津町の人工が減っていく中、祭りに関わる人達の数も減っている現状。。
そんな問題が、いよいよ深刻さを帯びてきている「黒瀬組」ですが、作業の様子を見せていただくと、町の皆さんの祭りにかける情熱は変わっていないように見受けられました。
「山絡」見学から、「試曳」の間には、少し時間があくので、その間に
山の中の「蔓(ツル)」を知ろう。ということで、ツルの採取に向かいました。
今年は、蔓の採取場所を蘇水峡に変更させていただいたので、採取場所の近くにある「錦織綱場」で、木材が筏として組まれ下流へと運ばれたお話し。
舟運で栄えた八百津、そんな町の祭り、「八百津だんじり祭」のお話しをわかりやすくお伝えするとも出来たと思います!
昨年同様、藤ツル採取もとても盛り上がりました!
これは、大人ほど熱くなるのでしょうか。
慣れてくるほど、「もっと良いツルを採ってやる!」という気持ちが高まってくるようです笑
ご参加いただいた皆様、愉しんでいただけたでしょうか。
9時半スタートで、終了が17時近く。
長時間の体験ツアーにお付き合いをありがとうございました!
お昼ご飯のジビエラーメンも美味しかった!
また来年も開催させていただきますので、みなさん遊びに来てくださいね。




















