「木はどのように育ち、わたしたちの元へ来るのか」
岐阜県八百津町は、木曽川流域に面した 80%を森に囲まれた山あいの町です。かつて木曽桧は木曽川の筏によって尾張まで運ばれており、その中継地として八百津町は林業が盛んでした。
町が栄えると製材所はもとより酒や味噌などの醸造所、和菓子処もでき、河川交通が途絶えた現在でもかつての様子を垣間見ることができます。
2025.10.20 mon
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毎年恒例となっている名古屋造形大学の学生さんたちの「八百津の森と木材」学びの時間。
今年も岡崎製材所さんにお世話になりました。
岡崎製材所さんでは、八百津の森で伐採した木を、自らの手で製材・自然乾燥し、
“木の力を最大限に活かす住まいづくり”を続けておられます。
今回は「伐採・製材・自然乾燥」のお話を伺い、
岡崎製材所さん所有の天然林を見学した後、
黒瀬湊から北へ続く本町通を進みながら
八百津の“木を使った建物”を巡るまち歩きも行いました。
花盛酒造株式会社様、大仙寺様、味噌平醸造様には、貴重なお時間をいただき、お話を伺いました。
昔から今へと続く時間の中で、変わらないもの、変わっていくもの、そして今に受け継がれているもの。
学生さんたちは、その中にどんな想いを感じてくれたでしょうか。
木の香り、森の空気、まちの温もり。
学生さんたちの学びが、未来のデザインに繋がっていきますように。














